個人事業で事業をされている方が個人事業ではなく、法人を立てて事業を行うことを「法人化」や「法人成り」といいます。なぜ法人化するかというと、個人の所得税と法人の法人税の税率の違いがあげられます。利益が大きくなればなるほど個人の所得税は税率が高くなり、最高税率は最高で45%となります。一方、法人税は一定税率であり、業態により15%~23.2%となっています。そのため、利益が大きくなればなるほど法人の方が最終的にかかる税率が低くなります。しかし、法人税は一定税率であるため利益が少ないと所得税よりも法人税の方が税率が高くなってしまうこともあります。
また、法人は赤字の場合でも法人税を納める必要があるので、注意が必要です。法人化するタイミングとしては、法人税率と所得税率が逆転するところが一つの目安であり、業態によりますが約700万円以上の利益がでる場合には、法人税23.2%の業態であっても法人化によって税率が個人の所得税よりも安くなる可能性があります。
この他にも法人化するタイミングの目安があるため、どのタイミングで法人化するかということは専門家にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
田中税務会計事務所は、台東区・墨田区・江東区・中央区・浅草橋を中心に関東一都四県にて、皆様からのご相談を承っております。
法人成りのタイミングでお悩みの際は、お気軽に当事務所までご相談ください。
経験実績豊富なプロフェッショナルが、皆様のお悩みを解決いたします。
法人化(法人成り)するベストタイミングはいつ?
田中税務会計事務所が提供する基礎知識
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